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第12回 電撃コミックグランプリ グランプリに賞金200万円! 一流のグリエイターが最終選考を審査!!
これまでの受賞作
選考結果 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回


少年マンガ部門
少年マンガ部門 総評 月刊コミック電撃大王編集長 梅澤淳
入賞された方々と、残念ながら選からもれてしまった方々との差は、「読者に読ませることを意識している」かどうかだったと思います。作品というのは、なにか読者の心を揺さぶることが大事です。例えば、「格好いい」でも「可笑しい」でも「恐い」でも「かわいい」でも何でも良いのです。常に「どんな読者が自分の作品を読み、読んだ後にどういう気持ちになるのか」ということを考えた作品作りを、今後ともお願いします。そしてプロとして活躍をすることを願っています。
準グランプリ 『少女M』 ヒロモトヒロキ 34p
あらすじ ある事故に巻き込まれて以来、不思議な能力を手に入れた「ごく普通の女子高生」ユラ。ごく普通の学校生活を送っていたのだが、その平穏を乱す者があらわれて…!?

受賞者コメント こういった賞を頂くのは初めてだったので、受賞のお電話をいただいた時、喜び半分、何かのドッキリかと思わず疑ってしまいました。すいませんでした。いただいた賞に見合った活躍ができるよう、鍛錬修練に励む所存です。
講評 絵柄がとても可愛く、キャラクターも表情豊か。奇抜な設定もあいまって、マンガ力を感じさせてくれる作品でした。ただ、ストーリーがやや散漫になってしまった点が残念です。作品の骨子を意識して描くようになれば、さらによくなると思います。今後の活躍に期待します。

月刊コミック電撃大王編集長 選考評 最先端な「萌え系」絵柄でありながら、モンスター化した少女たちのデザインがしっかりとグロテスク……というギャップが魅力。シャープなタッチ、コミカルな崩し絵など、まさに即戦力という感じで、ストーリーもまだまだ第1話といった感じであり、ぜひ続編を見てみたいですね。
優秀賞
『アンジーの恋愛成就三原則』 あらすからっこ 30p
あらすじ 彼氏とその妹が親しすぎることに悩んでいる美潮。ひょんなことから彼氏が購入したメイドロボの「アンジー」に化けることになってしまい…!? ドタバタラブコメディ。

受賞者コメント 今までアクションシーンを描いたことがなかったので、試行錯誤しながら描きました。今後は名前を覚えて頂けるようなマンガ家になりたいです。
講評 画力が高く、キャラクターも可愛らしく描かれており、勢いで読ませる作品に仕上がっています。物語やコマ割りに流れがない部分がいくつか見られるのと、動きがないイラストのような絵で全体的に構成されているので固い印象になっています。今後の課題としては、見開きでの画面構成やコマに入れていく絵をひとつひとつ吟味しましょう。

月刊コミック電撃大王編集長 選考評 ラブコメの定番ネタを使いつつ、過激なギャグでグイグイと読ませる、しっかり構成されたネームが見事な作品。作画も実に丁寧で、決めゴマも大変効果的に使っており、テクニックの部分では、今回、一番上手な作品だったと思います。
奨励賞
『だきまくらの神様』 たけのぶ 16p
あらすじ 青年・祐一は、どこにでもいる抱き枕愛好家。いつもどおり、一人モンモンとしていると「だきまくらの神様」があらわれて、願いを叶えてくれると言い出した…。

受賞者コメント この度は、賞をいただきありがとうございます。これからも、元気でカワイイ子たちをたくさん産みますので、よろしくお願いします。
講評 作品から溢れ出る「萌え」オーラに圧倒されました。特に、神様の所作や顔の表情の描き方が秀逸です。決して高い画力ではありませんが、キャラクターを魅力的に見せる物語運びもあり、読み手の心をつかむことに成功しています。今後は小さくまとまらずに、仕上げや描き込み量、ページ数など、全体的にもひとまわり上のレベルを目指しましょう。

月刊コミック電撃大王編集長 選考評 実は個人的にはイチオシでした。多分「萌え」を本能的に一番わかっている人ではないかと思います。イチャイチャするというだけで16ページ描き上げる情熱が素晴らしかったです。年齢といい、久々にホンモノの手応えを感じました(笑)
奨励賞
『毎日がドラマチック』 中原 凪 8p
あらすじ 彼氏のいないヒマ〜な女子高生3人組。いつもどおり、だらだらと放課後をすごしていたのだが、ある変化が訪れて…? かわいいけどちょっと毒のある日常物語。

受賞者コメント 今回受賞できたのは周りの多くの方々に支えてもらったからこそだと強く感じています。より面白い漫画が描けるよう頑張ります!
講評 短いながらも印象に残る物語でした。演出や構成でとがった部分を残しつつ、バランスよく8Pにうまくまとめており、マンガ力の高さを感じます。その反面、キャラクターの掘り下げや描写が淡白で、物足りなさが残ります。キャラクターへの愛情をもっと持ち、それを絵に落とし込めるような画力の向上を望みます。

月刊コミック電撃大王編集長 選考評 いわゆる学園部活動物ですが、味のあるペンタッチと独特の画面構成が目をひきました。ネームのテンポも小気味よく、ラストページの演出は特に見事でした。8ページではなく、もうちょっと多いページ数の作品も読んでみたいですね。
奨励賞
『2×1』 有香子 48p
あらすじ 双子の、あかりとほのかは正反対の性格。とある事情から、あかりの通う高校へ、ほのかが「あかりとして」通うことになってしまった。その学校生活は大波乱!

受賞者コメント 好きな事、描きたい事を全部詰め込んで作った作品なので、賞を頂けて嬉しく思っています。なによりweb上で誰にでも読んで貰える形になった事が嬉しいです!
講評 見せゴマ、抜きゴマ、サービスシーンと、作画に関してはほぼすべてにおいてしっかり描けており、その画力だけを言えば即戦力の高評価でした。ただ、物語が冗長なのがマイナスポイント。思いついたことすべてを表現しようとするのではなく、一番言いたいことを強調するためにネタを“間引く”勇気を持つとよいかもしれません。

月刊コミック電撃大王編集長 選考評 入れ替わった双子という題材を、女性らしく、繊細かつ暖かい視点で描いており、読んでいてすごく癒される内容でした。自分のキャラへの愛情がないとなかなか描けないな……と感心させられるネームに仕上がっています。
少女マンガ部門
少女マンガ部門 総評 シルフ編集長 波多野貴康
今回の少女マンガ部門は応募数が前回を上回る結果となり、喜ばしく思います。受賞作についても本数こそ前回と同じだったものの、王道ドタバタコメディやネタ勝負のショート、濃密な4コマ作品と、バラエティ豊かな選出になりました。また、作中のキャラクターもそれぞれ個性があり、好感度な読者にアピールしようとする姿勢がみられます。そして、荒削りですが、描きたいことをストレートにまとめてきたこの3作品が、今回、受賞に至りました。今後の活躍に期待します。
優秀賞
『エンゲージ バトル』 朔坂みん 16p
あらすじ 結季は華奢な男の子。ある日、財閥の御曹司・路蘭から「婚約者のフリをしてほしい」と頼まれた。高級パフェにつられた結季は思わず、引き受けてしまうが…?

受賞者コメント 受賞作では面白さと可愛さを目標にしました。今はまだまだ未熟で反省ばかりですが、これを糧に今後笑えて熱い漫画を目標に頑張りたいです。
講評 画面全体が充実しており、特に背景・小物などの作画描写は丁寧で熟練している技術を持っています。ページ数が少ないにも関わらず、キャラがたち、オチがきちんとある作品として成立している点も良いです。ただキャラの見た目がどうしても地味な印象を受けるので、「今風」の華やかさを研究して取り入れるようにしましょう。

シルフ編集長 選考評 背景や小物の作画が丁寧で技術も熟練しており、安定感を持ってドタバタコメディを読ませることに成功しています。16ページながら、キャラも立ってました。今後はキャラクターのビジュアルをもっと華やかにしていきましょう。
奨励賞
『いぬミミ!』 オカモトサトル 8p
あらすじ 極度の動物アレルギーである陸のために、10分間だけ犬になってあげることにした謙。陸は、犬になった謙を相手に大喜び。だけど謙の心は複雑で…?

受賞者コメント 自分らしさを詰め込んで描いた作品だったので受賞出来て、体が震えるほど嬉しかったです!これからもどんどん描いて頑張ります!
講評 キャッチーでポップな設定や、表情豊かで生き生きとしたキャラクターは、非常に好印象です。ただ8ページでは物足りなさを感じてしまうので、もう少し話を膨らませたり、エピソードを追加したりして、読後の満足感をアップさせると良いと思います。また、読者の予想を裏切る盛り上がりがあると、なお良いですね。

シルフ編集長 選考評 キャッチーなネタのみで押し切り、キャラクターを印象付けることができています。しかし、8ページのせいかオチが物足りないく感じられました。今後はもっとボリュームが欲しいです。
奨励賞
『ふつうの子。』 サハラ 4コマ12本
あらすじ 憧れの東京で高校生活に夢をふくらませる早苗。転校初日、おしゃれな女の子・ゆみに誘われて映画研究部に入部をする。しかし、そこは変わり者ばかりのようで…?

受賞者コメント 初めて描いた4コマでこのような賞が頂けてとても嬉しいです。これからも色々な表現の漫画を描いていけるようにがんばります。
講評 部活のにぎやかな雰囲気を上手く醸し出していて、キャラクターの畳みかけるようなセリフが、読んでいて心地良かったです。しかしオタク読者には軽すぎ、反対に一般読者にはわかりにくい内容で、想定読者が絞れていない印象を受けました。オチのパターンがやや一辺倒なのも気になります。4コマ以外の表現方法も検討してみてはいかがでしょう。

シルフ編集長 選考評 ペンタッチのきれいさや、独特のセリフ回しなどに魅力を感じました。しかし、オタクをネタにした内容に想定読者を絞りきれていない点が見られたのが残念でした。
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