アスキー・メディアワークス|B-PRINCE文庫 新人大賞

第2回 B-PRINCE文庫 新人大賞 受賞作品
小説大賞 受賞作品
小説大賞
『闇を照らす君の指先』千島 かさね
イラスト / 葛西リカコ

あらすじ

 英(はなぶさ)伯爵家の長男・稀(まれ)は「稀なほどに美しい」と社交界でも評判だが、父親の実子ではないという出生の秘密を抱え、父親に疎まれ育ってきた。ある日友人の夜会で、不思議な力を持つ満智流(みちる)という少年が見世物として扱われている姿を見る。華族社会に弄ばれる満智流と自分の姿を重ね胸を痛めた稀は、彼を一時的に引き取りともに暮らし始める。互いに孤独な存在だった二人は惹かれ合うようになるが、周りの環境がそれを許してくれるはずはなかった――。
 身分や家柄が生き方まで決めてしまう時代、住む世界が違う二人の愛の結末は……?

受賞者コメント

 この度、第2回B-PRINCE文庫新人大賞小説部門「小説大賞」を受賞させていただきとても光栄に感じながら、正直今はそれ以上のプレッシャーに竦んでいます。同時にこの第2回応募締め切りだった去年の3月時が思い起こされ、混沌とした言い表せない気持ちが心をよぎりもします。
 いろいろな思いはありますが、自分にとってこの投稿作は、何とか形にしたいとずっと考えていた題材です。こうして外に出せる機会が得られた事を素直に感謝し、平坦ではない道のりになるでしょうが、今後の励みにいたします。本当にありがとうございました。

モバイル大賞
『天然王子と優しい野獣』田知花 千夏
イラスト / 小椋ムク

あらすじ

 毎日のように花を買いにやってくる王子様のような存在感をもつ悠(はるか)に、なぜだか毎回冷たい態度を取られ、気になっていた花屋の店長・太一(たいち)。彼は、ある日軽い気持ちで冗談を言う。「俺はこんなに好きなのにせつないな」と。すると、なぜか悠は真剣な面持ちで「好きなら付き合ってあげてもいいですよ」と答えてきた。どうやら本気らしい悠に流されるままに、お付き合いを始めることになった太一だったが、彼の真意がわからずとまどうばかり。しかし、健気に太一の仕事をサポートしてくる悠を見ているうちに、次第に心が動かされてきて……?

受賞者コメント

 モバイル大賞受賞という身に余る光栄に、今も信じられない思いでいっぱいです。BLが大好きで、自分の書いたお話が本になればと願い続けてきました。その夢がこのような形で叶うなんて、今生の運は最早すっからかんに違いありません。それでもこうしてスタートラインに立つことができて、本当に嬉しいです。一人でも多くの方に楽しんで頂けるよう、気合い入れて頑張ります!
 最後になりましたが、賞の選出に関わってくださった皆様、そして拙作の執筆にご助力くださった方々に心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

特別賞
『アラビアンナイト大作戦』さとう 心愛

あらすじ

 BL小説、特にアラブものが大好きな秋良の親友は、日本アニメ好きが高じて東南アジアあたりから日本へ留学中のコスプレイヤー、アッシュ・ラムトゥ。実はこのアッシュ、本物のアラブの王子様だったのだ! しかも、アッシュは秋良に恋心を抱いていて……。
 アッシュの付き人・虎字は、恋するだけでなかなか行動に移らないヘタレなアッシュをけしかけ、秋良が何故そこまでアラブものに傾倒しているのか、秋良の身体に訊いてみましょう、と囁く。秋良の好きなアラブ作品の物語そのままに、秋良を拉致し、淫らなオークションにかけ、自国へ攫って軟禁して……? リアルアラブ王子様による、アラビアンロマンスの行方は!?

努力賞
『未完成パズル』川琴 ゆい華

あらすじ

 高校の寮で、きれいだけれど素行の悪い男の子・多希と同室になった律。律は次第に多希に惹かれていく。夜、多希が寮を抜けだしている間、律はパズルで寂しさを紛らわせていた。しかし、何故かピースがひとつ足りない。パズルは未完成、律の恋心も隠し通したまま二人は卒業し、連絡を取らないまま7年が過ぎた。
 社会人になった多希と再会し、7年前の片思いが再燃した律は恋人と多希の間で戸惑う。大人になったからこそ素直になれない想いの行く先は……?

奨励賞
『怪盗紳士は浪漫の香り』青柳 ユキト

あらすじ

 帝都月報の駆け出し記者・桜木朔はとある夜会で世間を騒がす謎の怪盗・黒豹と遭遇、捕らえようとするが、突然キスされ取り逃がしてしまう。
 黒豹の正体を突き止めようと取材を続けるうち、朔は社交界で話題の紳士・篝遼一郎と出会う。黒豹の情報を持つという篝に、振り回されながらも惹かれていく朔。そしてある日、二人きりの食事で酔った朔は篝と夜を共にしてしまう。戸惑う朔に、篝は「黒豹から手を引け」と態度を急変させた。反発心から単身黒豹を追った朔は、黒豹に捕らえられ、淫らな愛撫を受けることとなり……!
 黒豹の正体とは? そして、篝が態度を急変させた理由とは……?

『へたり』鐘森 彗午

あらすじ

 落語をせず囃子方だけをする落語家「へたり」となっていた艶蝶(えんちょう)は、弟弟子である売れっ子落語家・百々太(ももた)への恋心に長年悩まされていた。大好きなのに話せなくなった落語と、叶わぬ百々太への気持ちを忘れるため、艶蝶は落語をやめて笛の師匠の跡を継ぐ決意をする。
 艶蝶が百々太に廃業を告げると、百々太の素行は荒れた。説得し納得させようとした艶蝶は押し倒され、身体を許してしまう。そのうえ、廃業前の最後の高座の前日、先輩落語家とのトラブルから高座で大作落語を演じる事になってしまった。百々太との苦しい関係と、大切な最後の高座はどうなるのか……?

『漆黒のライオンと凶犬と百の花』つばき 深玲

あらすじ

 宗風会の若頭である橘川の側近である吉住は、キレやすく負けず嫌いな内面に反して女よりも美しい外見をもつ。ある日、誰よりも尊敬する橘川に、わけありの男女郎・史也の面倒を見るようにと組長から命令が下る。しかし、橘川にわざと甘える史也の態度に吉住は怒り心頭。男に抱かれる仕事をしている史也を「汚い」と罵ってしまう。それを聞いていた橘川に「俺が惚れているのも男だ」と、無理やり抱かれてしまうのだが……。

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